学び方のまなびかた   速読法・・・覚えたい学習ツール

公開日 2007年01月20日

 私たちが学ぶべきことは、いかにテキストや資料を読み取るかである。

 第一に言葉の定義をしっかり理解する。私たちが学ぶべきものは自然科学であれ、社会科学であれ、科学である。重要なキーワードの定義を明確に把握できればどのような科目であれ、完全にまた、容易に全体が理解できる。

 誤った意味でキーワードを理解すれば、全体の意味を正しく理解することができない。
言葉の定義を正確に学ぶ。このことが学び方の第一である。

 第二に学ぶべきは速読法によるテキストの読み方である。

 私たちは1分間に個人差はありますが、250語を聞き取ることができます。
では、目では何語を読み取ることができると思いますか。平均値で1分間で2000語を処理できるのです。目は耳よりも情報処理の速度が速いのです。

 ということは、視覚的に読書するだけで、聴覚的な心の音声処理を伴う通常の読み方に比べて、8倍ものスピードで読むことができるのです。

 ここで大事なことは、リーディングを速くするのが目的ではなく、理解を速くするために、速読を練習するということなのです。

 私たちが処理しなければならない重要な情報は、個々の単語ではなく、それらの言葉が集まって表している概念なのです。ですから、内容を把握するのに、必ずしもその1語1語を逐一読み取る必要はありません。

 この速読法は、通常2,3回の訓練で習得できます。1500語〜2000語程度で学習法としては十分です。
 
  この速読法が習得できれば、問題を読み、理解するのも速くできます。また、参考書を読みのも従来の少なくとも3〜5倍程度の速さで読めるので、楽々受験勉強ができますよ